よく剣道を始めることに躊躇している人の話を聞くと「お金がかかるから・・・」と言われることがよくあります。
確かに剣道の防具は安いものではありませんが、少し工夫をするだけでほとんどお金をかけずに剣道を始めることができます。
子供の防具は中古で十分!ヤフオクやジモティを利用しよう!
子供はどんどん成長して行くので、せっかくオーダーメイドで防具を作ってもすぐに使えなくなってしまいます。
だったら最初から少し大きめの防具をヤフオクやジモティで買ってしまいましょう!
悲しいことですが、全国には防具を買ったのにすぐに子供が剣道をやめてしまったという人がたくさんいます。
だからヤフオクやジモティを探していると新品同様の防具を1万円程度で手に入ってしまうのです。
子供の防具はその程度で十分です。
ただし、購入する前にサイズについて先生に相談するといいかもしれませんね。
大きい防具を使って問題はないのか?
私自身中学で剣道を始めたときかなり大きいサイズの防具を買ってもらいました。
入学当時145cm程度だった身長が中学を卒業するときには172cmまで成長していましたが、まだ少し防具が大きいくらいでした。
それほど大きな防具を買う必要はありませんが、少し大きな防具でも問題ないということです。
まず、胴と垂れはサイズが大きくても問題ありません。
小手も手が入れば大丈夫です。
問題は面です。
面とあごの間に隙間ができてしまうと面が安定せず危険です。
なので顎当ての部分に畳んだ手拭いを置いてから面を着装しましょう。
少し大きいサイズでもこれで対応できます。
それでも隙間ができてしまう場合は「面布団」を購入しましょう!
面布団は本来、面を打たれた時の衝撃を吸収するための商品。
なのでそれなりに厚みがあり面の隙間を埋めてくれるのです。
その上、面を打たれても痛くなくなって一石二鳥ですね!
面布団は1000円程度で買えるので新品の防具を買うことに比べれば安いものですよね!
竹刀は消耗品だからお金がかかるんじゃないの?
竹刀は割れたりササクレたりすると新しいものと交換する必要があります。
ただし正しく手入れをしていれば一本の竹刀で1年以上練習することも可能です。
私は先日、試合で突きを打って竹刀が真っ二つに折れてしまいましたがその竹刀は3年くらいもちました。
長く使っていたので試合中に悲しい気持ちになってしまったほど愛着のある竹刀となっていました。
大人になって稽古量が減ったのもありますが竹刀は「乾燥」に気を付けていればびっくりするくらい長持ちするのです。
竹刀が乾燥しないように手入れをする方法の動画がありましたので載せておきます。
私の場合、サラダ油ではなく椿油を使っています。
また油をひいた後はしっかりと布やティッシュでふき取って下さい。
相手の防具に油がつかないよう気を付ける心遣いを忘れないでください。
また、竹刀がササクレたりしたとしても、ささくれたパーツだけ取り替えれば良いので、少しささくれたら新しい竹刀を買わなければならないという訳ではないんです。
私は剣道を始めたとき、高い防具(一式4万円程度)を買ってもらった後ろめたさから竹刀を買ってもらいにくく、部内で壊れた竹刀を捨てる人がいたら使えるパーツを取っておいて竹刀を何本も自作していました。
多分2年間で50本以上は作っていたんじゃないかと思います。
慣れれば5分程度で組み立てられるので、少しずつ竹刀の組み立ても覚えていけたらいいと思います。
月謝がとにかく安い!
剣道は近所の高段者の先生がボランティアで指導されていることがほとんどです。
なので他の習い事と比べて段違いに月謝が安いです!
ピアノを少し習おうと思ったら1週間1回30分のレッスンで8000円くらいかかります。
第二剣友会は半年分の会費が6000円です!
他の習い事の月謝も調べてもらいたいのですが、恐らく剣道より月謝の安い習い事はないんじゃないかと思います。
それだけ地域の先生方の善意で成り立っている道場であるということ、そして自分の利益の為でなく子供の育成のために無償で稽古をつけてくださる先生がこれだけたくさんいらっしゃるということは素晴らしいことだと思います!
まとめ
お金の話ばかりしてしまいましたが剣道への誤解は解けましたでしょうか?
部活をしているとよっぽど他の部活のほうがお金がかかっているのは明らかなのに、なぜか剣道はお金がかかると思われていることが我慢ならなかったので、この場を借りて吐き出させてもらいました。
ただ、人によって100万円以上する防具を買ったり1万円以上する竹刀を買っている方もいるので、人によっては信じられないくらいお金がかかる!というのは間違いありません。
剣道は人より良い防具を買うことを競う競技ではありません。
それどころか、それほどうまくもないのに高価な防具を使っていると滑稽ですらあります。
だから最初のうちは中古のおさがり防具で十分だということを覚えておいてください。